当方S&Mシリーズ(というか犀川先生が出てくるもの)は捩れ屋敷以外読んでたりします。
(捩れ屋敷はVシリーズも読まないと分からないみたいなので・・・

このページは・・・隠しページなんでしょうかね。一応リンク貼ってないですし。
前に「メニューからでなく、URL削ってここを発見した」という人がいたので、それなら別にリンク貼らなくてもいいかな?と思っただけだったり。







嵐の山荘で起きた2つの育毛剤紛失事件!

隣り合った部屋で横たわる空の容器。まだ30歳の私は、何が何でも生やしたい。



避暑地にある別荘で、最新育毛剤が隣り合わせた部屋で1つずつ使用済みとなって発見された。

2つの部屋は、浴室と洗面所で、いずれも抜け毛が散乱。

容器が発見されたときの泰蔵には、もう髪が……。

おりしも泰蔵の頭に異変が起き、愛用の育毛剤さえ通じなくなる。



泰蔵&アコたんシリーズナンバーワンに挙げる声も多い、愛と感動とサスペンスと育毛剤に満ちた泰蔵物語。


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「ここなら、私の気持ちを思いっ切り大声で叫んでも、誰にも聞こえませんね」

「僕に聞こえる」泰蔵は、ポケットから鏡を取り出した。

「叫んで良いですか?」

「叫ばなくても聞こえるよ」

「泰蔵、髪が薄い」

「そうみたいだね」彼は鏡を見て、無表情で答える。

「ご存じでした?」

泰蔵は振り向いてアコたんを一瞥する。

「君よりはね」

アコたんは、泰蔵から遠退き、離れてプロ南のベンチに座った。こういった場合の人間どうしの距離はとても難しい。

今、彼女は、泰蔵との間を40mほど開けた。

もちろん、半径2km以内に近づけさせないのが将来的な目標だが、現状では、20m以下ではやや吐き気がするし、60mでは泰蔵が泣いてしまう、と思った。

しかし、たった今、自分が行っている裁判と、これは矛盾していないか?

(私以上に知っているって……、余程気にしているのかしら)


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「では、もう1つ、例を挙げよう。アコたんは、僕に対してBOT取り締まりを求めているようだけど……」

「それだけじゃありません」

「しかしね、そもそもBOTそのものが、プレーヤーの産物なんだよ」泰蔵はアコたんの言葉を無視して続ける。

「つまりは、遊ぶためにBOTを使う、といっても良い。遊ぶ、ゆえにBOTあり、ってこと。遊ぶことを想定しないBOT、というものは、たぶん、ありえない」

「いつか垢バンされて遊ぶことができない人なら、いるんじゃないですか?」

「いる」泰蔵は頷いた。

「しかし、その場合でも、遊ぶことを期待してはいるんだ。違うかな?いつか行われる垢バン、しかし、未来の豪遊を期待するか、あるいは、GMに、その垢を停止させられてしまうか」

「うーん」アコたんは唸る。「ちょっとしたチートなんかも、そうかしら?」

「そうだ」泰蔵は頷く。

「同じだと思う」

「なのに……」アコたんは鈍器を置いて、肩を竦めた。殺るのはひとまずやめようと思った。

「どうして、どのGMも垢バンしないのかしら?」

「そう……、そこだね」泰蔵はクシで残り少ない髪を整えながら答える。

「それを解釈するには、こう言うしかないね」

泰蔵はそこでしばらく黙った。

アコたんは、改めて鈍器を構えたまま、待つ。



だが、彼はそのまま何も言わなかった。

ファンサイトのBBSで起きた2つの銭チート暴露!

即座に実行するチーター達。社長である私は、社員に任せてキムチパーティー。



ファンサイトにあるBBSに、台湾から来た銭チートが書き込みされた。

2つのBBSは、3ちまとラグナロク十ウで、いずれも管理人の手に負えない状態。

ガンホーに発見されたときすでにROには、溢れんばかりのゼニーが……。

予想外に広まる速度は早く、垢バンで対処ができなくなる。



ラグナロクチート事件ワーストワンに挙げる声も多い最悪な巻き戻り。


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「今回の件に対して、もう何サイトもガンホーを擁護しているところがある」

「え? そうですか?」アコたんはいろんなサイトを見た。

いつもはガンホー叩きをしているところを、彼女は見逃していた

「本当にガンホーが感謝されるべきことをやったのか、それとも、ダメなのが当たり前だったいつもの反動で、こう……対応が素晴らしく見えたのか、どっちかだね」

「後者ですよ」アコたんはくすくすと笑いながら答えた。

「まあ、その確率の方が幾分高いかな」泰蔵も面白そうに言う。

「しかし、事前に防げなかったガンホーが悪いんであって、被害者はプレーヤーなんだよ。お金を払ってるのだから巻き戻りに不満を言ってもおかしくはない」

「社長、他人事のようですね」そういうアコたんも、その日はやっていなかったので他人事だ。





ほんとにこれで納得してる人って怖いね。
それしか手段がなかったと言えばそうかもしれないんだけど、金払ってやってるの自覚してるのかな。プレーヤーがいつまでたってもテスター気分だから、対応も「じゃ、これでいいか」ってなっちゃうんだよ。きっと。
普通にプレイしてた人から見れば、何もしてないのに金巻き上げられたようなもんでしょ。それに費やした時間分の代償を受け取って、やっと納得。これぐらいが普通のような気がするんだけど。
ちょっと立場弱すぎないかなぁ・・・。

ま、金払ってない奴がいくら言おうと雑音にしか聞こえないだろうけどね(・∀・)